仕事中はNier:Automataのポッドみたいな会話をしたいという話
過去記事でも言及したとおり、Nier:Automataにドハマリしている。あ、今日なんか公式からアナウンスありましたね。
『NieR:Automata』にDLCや各種特典を追加したPlayStation®4(パッケージ/ダウンロード)『NieR:Automata Game of the YoRHa Edition / ニーア オートマタ ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション』の発売が2019年2月21日(木)に決定いたしました。 #ニーア #NieR https://t.co/eJl7LaXpRH pic.twitter.com/5ouYZo90EX
— NieR公式PRアカウント (@NieR_JPN) 2018年12月11日
家にプレステがないのでもっぱらプレイ動画を見ているのだが、ふとした拍子に「あぁこんな風に仕事中に会話をしたい」と思う節があった。
そもそもNier:Automataってどんなゲーム
超簡単に書くと、美人とイケメンの人型アンドロイドが、地球を侵略した機械生命体を斬り倒してまわる3Dアクションゲーム。日本+アジア累計で100万本のセールスを達成したほか、OSTのコンサートなんかも開かれている人気タイトルだ。
武器は身の丈ほどの刀と、アンドロイドの周りを浮遊するAI搭載ロボット(?)「ポッド」から放出されるエネルギー弾。これを持ってして、人間大からビル大までの様々な機会生命体(パッと見、所謂ロボット)を破壊していく。マップの広さとやりこみ要素、バラエティあふれる敵、ジャンプの適度な浮遊感や唐突に始まるシューティングゲーム要素が見ていて面白そうな印象だ。
先述の通り楽曲が最高だったり登場キャラクターの衣装が良かったり、廃墟化した地球の風景が良かったりと、自分史上最大に“見て楽しめる”ゲームになっている。 ストーリーも知られざる新事実や裏要素がいろいろあって複雑。このへんは追いきれていない。 なお先に触れるべきだったがNier Gestalt→Nier Replicantに続くシリーズ第3作。過去2作はちらっとしか見ていないしいろいろスミマセン。
ポッドってなんだ
ポッドはアンドロイドに随行して彼らを支援する.......なにか。なんだろう。宙に浮いていて見た目はMac Proのような形状、下に2本の腕のようなアームが伸びている。できることは以下の通り
・アンドロイドが必要な情報の提供(目的地のマーク、検索、敵情報、周辺環境など)
・アンドロイドの行動へのアドバイス(推奨、提案)
・攻撃(謎のエネルギー弾を連射する、弾は無限)
・アンドロイドが掴まって空中浮遊する。上昇はできずゆるやかに下降する。
・アームを利用したアンドロイドなどの運搬
・その他、諸々事務作業(本部とのやり取りや権限委譲など)
ポッド式会話のここがスゴイ
ポッドは基本的に、siriのような会話をする。機械的で説明的、無感情。ここまでは普段の筆者の仕事トークと一緒だ。 それがちょっと軍隊っぽい調子になる。激しくはないが堅い。ミリタリー版siriという趣。実際そうなのだが。(アンドロイド達はヨルハ部隊と呼ばれる兵員として地球で任務を遂行する)
何が良いのかというと、会話の冒頭で、発話の目的を明確にする。
推奨:本部への帰還。速やかに帰還した上で上官の支持を仰ぐ
提案:本部に応援要請。
承諾:武器の使用を許可
拒否:その権限はあたえられていない
....といった具合。これすごく仕事の意思疎通に便利そうじゃない!?
仕事での会話での3大ヤメテクレあるあるが
・感情と事実がごっちゃになっている
・結局何を言いたいのかよくわからない
・聞いたところでどうすればいいのかわからない
というもの。
だらだら情報だけ伝えられて「で、どうすんの」ってなったり、「このあとどうすべき?」みたいになる。こうやって会話に無駄な時間とエネルギー取られるのは本当に苦手だ。(言うことだどんどんモンホリエみたいになってくる) が、一度でも経験したことがあるなら、共感する方も多いと思う。
これ、多くは先に言う目的を言って共通認識を揃えておけば良い話なんじゃないかと思ったりする。
言う目的を先に言えば会話が楽になる
ポッド式会話と便宜上呼んでみるが、先に会話の目的を明示すると、話の着地点が想像できるので話し中に余計に頭を働かせる必要がない。なので話に集中できる。「何が来る?何が来る!?」みたいな感情で話を聞くと、多かれ少なかれ集中力は落ちると思うがそのイメージ。
加えてポッド式の場合、冷淡過ぎず無感情な微妙な塩梅も良い。このへんは本編動画で見てほしい。
これを実際の仕事に無理やり適用させるとどうなるか。
(極端な話)
・提案:掲載スケジュールがギリギリなので原稿の催促を行うべきだと思います。
・報告:目標数値クリアまであと◯PVです、気を抜かずにがんばりましょう!
・報告:稟議承認しておきました。
・疑問:PV昨対なんでこんなに悪化してるの?
.....とまではいかなくとも。
・提案なんですけど、掲載スケジュールがギリギリなので原稿の催促を行うべきだと思います。
・疑問なのだが、PV昨対なんでこんなに悪化してるの?
・報告です、目標数値ry
といった具合だ。これはそもそもスッキリした会話例だが、これが逆な例は本当にイライラする。以下、最悪の例。
・掲載スケジュールがねぇ。あの◯◯の案件、△△先生に頼んでいたやつ。あれどうなっている?掲載スケジュールに関して先方が何時何時って言っててさぁ、うーんそろそろ(ry
・昨対数値が、ねぇ。わかるっしょ?
職場での会話は徹底的にシンプルにしたい
なんかもうさ、職場での会話なんてちょっと軍人かよ警官かよってぐらいシンプルなほうが良いような気がするんですよ。
余計な感情も出さない。
「え~」「面倒くさい~」「マジで、ありえねー」って言ったところで仕事量は減らない。
余計な情報も入れない。
「お世話になっております」「お手数ですが」「恐れ入りますが」と言ったところで仕事量は減らない。
(ただし関係悪化で交渉難化、モチベーション低下するよりマシなので必要)
その上で先に会話の目的を言う。これだけで言う側も言われる側もその後の展開がつかみやすいので、余計なことに頭をつかう必要がなくなり話の内容に100%集中できる。聞く方だけじゃなく、言う方も楽っていうのはポイント。
そんなことを感じました。
提案:ポッドみたいに会話したい。うん。